2019年から2024年までの6年間、国による移住制度があるのはご存知でしょうか。
コロナ化で在宅勤務も増え、東京から少し離れてもいいから大きな家に住みたいと思った方も多いのではないでしょうか。
2020年以降、東京からの転出者が増えています。
国も東京への一極集中を分散させるため、「移住支援金」の支給が始まっていたんですね。
地方での産業の担い手・後継者不足解消を目的に国と地方自治体それぞれが経済的支援を中心に展開しています。
田舎暮らしの移住支援で仕事が見つかれば、このチャンスは逃したく無いですね。
環境をすべて地方の生活に変えるって不安もありますが、新しい環境で仕事をするのも期待が合って楽しみではないでしょうか。
田舎暮らしで移住支援があって、自分に合った仕事があればいいですね。
田舎暮らしのために移住支援で仕事を探す方法は?
東京23区に在住または、通勤する方が地方移住すると単身者が60万円でそれ以外は100万円以内の補助金がもらえる移住制度があります。
また、地域の課題解決に資する社会的事業を新たに企業する方を対象に最大200万円を支援し地方創成を目的とした企業支援金もあります。
地方の各自治体も制度の中身も違ってたりしますが、支援制度があるところがあります。
移住支援制度が充実している自治体は、移住者を歓迎しており移住後も手厚いサポートが期待できます。
各自治体から出る補助金を利用すれば、自己負担を減らして地方へ移住することが可能です。
支援金がもらえる条件として、5年以上移住先に居住する意思があること。
転入後、転入先の自治体に3か月~1年以内に支援申請をすること。
結果的に5年居住しなかった場合は返金しなければなりません。
各自治体に移住定住ポータルサイトがありますので、どんな移住支援があるのか確認しましょう。
移住者を募集している仕事の見つけ方
まず、各自治体が立ち上げた移住促進の公式サイトをチェックして関心の高い支援内容を確認しよう。
移住者向けの説明会や相談会は、全国各地でおこなわれています。
直接現地まで足を運ばなくても、オンラインで開催されているものも多いので、気になる移住先があれば複数参加してみましょう。
自治体のサイトでは、希望する地域に特化した移住者向けの制度・最新情報など詳細に掲載されているので、具体的な移住計画を立てるときには大変役に立ちます。
各自治体が開設した、移住支援・就業マッチングサイトの求人に応募し、内定・就職することで支援金が受け取れます。
地方に強い転職エージェントを利用する
転職エージェントは仕事探しから応募、面接、条件面での交渉など転職に関する手助けをしてくれます。
地方転職の場合は地方企業に精通しているエージェントを利用するとスムーズに進みやすくなります。
現地のアドバイザーはその地に住んでいる方のため、仕事以外の生活面での疑問もあわせて解消できる可能性が高くなります。
移住体験ツアーへの参加
移住先の雰囲気や暮らしを実際に体験されてみるのがおすすめです。
移住体験ツアーは、1泊2日~2泊3日などの短期間のものが比較的多いです。
数か月から半年、1年程度と中期的なものがあります。
現地へ足を運んだ方が移住先の様子もわかり、メリットやデメリットも理解できてミスマッチを軽減できるのではないでしょうか。
田舎暮らしでおすすめの仕事とは?
「田舎暮らしをしてみたいけど、仕事をどうやって選んだらいいかわからない。」という方も多いのではないでしょうか。
田舎でこそ求められる仕事はあります。
都会に比べて田舎は人口が少ないということもあって、同じ求人数であれば、仕事の需要は高くなっていきます。
仕事内容によっては人手が不足している業界もありますし、業種や職種によっては仕事の数は十分にあります。
インフラ関連事業、医療・介護、製造業やインターネットビジネスなどでは都会と仕事内容の差がそれほどないものもあります。
自営業(個人事業主・フリーランス)
株式会社などの法人を設立せずに個人で仕事をしていく営業スタイルです。
webデザイナー・プログラマー・webライター・動画編集者・フォトグラファー
専門職
地方では、介護や医療従事者が不足しているので重宝されます。
公共事業関連の仕事・製造業・介護・看護師・保育士
起業・店舗経営
東京に比べてライバルが少なく、参入がしやすい。
民宿・ゲストハウス・カフェ・パン屋・整体
事業継承
地域の事業を引き継ぐことです。
会社の理念や経営者の想いも引き継ぐことになります。
伝統産業を守ることに貢献できるのも魅力です。
地域おこし協力隊・農業・林業・伝統工芸
田舎暮らしのメリット
これまでは都心部の駅近の家を探してそこから通勤するというのが当たり前でしたが、新型コロナウイルスの拡大を受けて働き方が変わり、住まい選びの基準も変わり始めてきているようです。
withコロナ時代に入り、家にいて家族といる時間を大切に考える人も増えて伸び伸びと暮らせる環境を求めるようになってきているのではないでしょうか。
土地の価格も都会に比べて安いですし、自然に触れらる田舎は魅力的ですね。
転職・起業を視野に入れて田舎への移住も移住支援金がもらえる間にするのもありかもです。
自然がいっぱい
豊かな自然に囲まれた生活。
田舎の生活では、自然を視覚や肌で感じることがでますし、吸い込む空気は都会では味合うことができないものです。
心理面でも落ち着きを得ることができて、健康的な日々をおくることがでるでしょう。
海や山や川で自然と触れ合いながら遊ぶことも日常茶飯事で自然の大切さを改めて実感することができる。
田舎で採れた農作物は、近くのスーパーで売られていて新鮮な野菜を食べることができます。
人口密度が低い
都会だと通勤や遊びに行くにしても、人の多さと付き合っていかなければならないです。
多くの人に囲まれての生活って、すごくストレスを感じてしまうこともありますよね。
田舎にいると都会での暮らしが嘘のように人が少なく快適に暮らせます。
都会では人が多くて何かと慌ただしく感じてしまう日常も、田舎での生活では時間がゆっくりと進んでいってるように感じてしまうほどゆったり落ち着いています。
支出が減る
一概にすべての支出が減るわけではありませんが、都会暮らしとくらべて支出を減らすことが可能です。
賃貸や借家、持ち家など居住パターンはいろいろですが土地が安いので家賃は減らせる傾向にあります。
安い金額で居住できるよう紹介してもらえるしくみを自治体が用意してくれているところもあるのでチェックは必要ですね。
飲食ができるお店が少なく家からの距離も遠いということもあり外食の回数が減って、家で食べるようになるので食費の抑制になります。
田舎暮らしのデメリット
「ゆったりと暮らしたい」、豊かな自然と触れ合いながら健康的に暮らしたい」と理想の暮らしだけを追い求めて田舎に行っても大丈夫?
理想の生活がすぐに手に入れらるわけではないこともわかっておいた方がいいですよね。
田舎暮らしに自分や家族が向いているか考えておくことも重要です。
「こんなはずじゃなかった」と後悔したくありませんもんね。
近所づきあい
田舎では、都会とは違い独特の人間関係があります。
田舎には独特の閉塞感・団結力があります。
これは言い換えれば優しさなのですが、都会で長く生活している人からすれば過干渉・お節介に感じることもあり、息苦しさを感じて生活しずらくなってしまう人も少なくないです。
パーソナルスペースを大事にする人はしんどいかもしれないです。
車の運転が苦手
通勤・買い物・遊びに行く時は、交通機関が発達していないので車は絶対に必要です。
車の運転ができないと田舎での生活はむつかしいでしょう。
車を持ってない人は、購入も考えておかないといけないですね。
虫が苦手
多くの虫にとっても、都会より生息しやすいのは田舎なのです。
家の中にまで虫が出現することもめずらしいことではなさそうです。
都会では見ることの無い、ムカデがかさかさと障子をはっていたりすることもあるかもです。
虫が苦手な人は覚悟が必要です。
まとめ
田舎暮らしで仕事をしていくことは夢ではありません。
移住をして、理想のライフスタイルを送ることは不可能ではないんです。
何を大切にするかは人それぞれだと思いますが、田舎暮らしができる移住支援を使って仕事を変えることも選択肢一つではないでしょうか。
都会で培われたスキルを持った人材が、田舎では必要とされています。
豊かな暮らしと仕事がどこに居ても両立ができる今、ローカルはチャンスといえるでしょう。
今は、田舎暮らしの移住支援を利用して仕事を探すチャンスです。